凹凸の多い平板状の中子

製造方式 | トップブロー方式 |
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用途 | 油圧バルブの鋳造 |
製造のポイント
複数の凹凸や突起、切欠きのある平板状の中子です。
側面部分が薄く長尺の形状であり、脱型後や冷却時に反りやねじれが発生しやすいため、均一な加熱と冷却時の保持方法などに配慮しました。
鋭角なエッジやコーナーは、脱型時や搬送時に欠けや摩耗が起きやすいポイントとなります。
搬送時には専用のケースを用いて固定し、破損を防止しています。
元々は作業効率を重視してサイドブロー方式で製造していましたが、中央下部の薄肉の部分に充填不良が起きやすかったため、トップブロー方式に切り替えて製造を行いました。
中子の製造では、実際に焼成してみないと分からないことが多くあります。当社では状況に応じて、ブロー方式の変更などアプローチを変えながら品質改善に努めています。